度々の投稿でお気づきかと思いますが、私は関西圏に住んでおります。
で、関西で鉄道とくれば、最近(といってももう3か月ほどにはなりますが…)、すごくホットな話題がありましたよね。
実はその話題、私未だに乗り損ねていたのです。。。
そして本日、仕事のお休みを利用し、念願の聖地へ行ってまいりました。
それは…
そう、京都鉄道博物館です!
昨夏に梅小路蒸気機関車館の閉館を前に最後の来館を果たし、翌年に完成するこの博物館を心待ちにしておきながら…なんやかんやで開館してからもう3か月がたとうとしてました^^;
だって…開館直後なんかに行ったらダダ混みで楽しめるわけないやん( ̄3 ̄)
というわけで本日、平日の真っ昼間といういかにも人が少ないであろう時間を狙って向かったわけであります。
それでもどこかの幼稚園の遠足か何かで訪れた子どもたちや、私と同様の雰囲気を醸し出す鉄道ファン、敬老会か何かで訪れたかのようなご年配の方々でそれなりに賑わっておりました。さすがですね!
最初に出迎えてくれるのはこの3両。この梅小路に長年鎮座してきた(であろう)C62と、かつて弁天町の交通科学館を賑わせた80系電車と0系新幹線です。
どれも鉄道の歴史のターニングポイントを刻んだ名車で、これだけでも立派な鉄道年表になってますね。また、梅小路蒸気機関車館と交通科学博物館の2つが、この京都鉄道博物館のルーツとなっていることを感じさせる展示です。
交通科学博物館が閉館してから2年、再び人前に姿を現した0系新幹線。私も一応0系こだまを生で見て育ってきた世代なので、割と愛着を感じています。
ちょうどお昼時だったので、食堂車ナシ20で昼食をとることにしました。ここも弁天町時代に入って以来です。
弁天町にあった頃は、内装にもそこら中に傷みが目立ち、あまり衛生的によろしくなさそうな印象でしたが、お引っ越しにあたってクリーニングしたのか車内は綺麗になってました。
すき焼き弁当もおいしそうでしたが、注文したのは「食堂車カレー」。食堂車のカレーってもっとシンプルなイメージ(食べたことないけど)ですが、思ったよりも夏野菜がふんだんに盛り付けられていました。
腹ごしらえの後は、トワイライトプロムナードへ。といっても車両が展示されているだけで、中に入ることもできませんでした。トワイライトエクスプレスもまじまじと眺めるのは定期運行を行っている間だけだったので、かなり久しぶりの再会です。
ところでなんでヘッドマークつけなかったんですかね?
トワイライトの向かいには24系客車が。かつて日本全国を駆け抜け、ブルートレインとして全国どこでも見ることができたこの24系が、博物館の展示車両扱いになるとは…時代の流れとは恐ろしいものですね…
この辺りは梅小路機関区横にある京都駅構内留置線とつながっており、車両の搬入もここから行われたのでしょう。聞くところによると営業中の車両も展示できるのが特徴の一つとのことですので、その辺もここを通して行うのですかね?(ちなみにこの日はトワイライトエクスプレスのサロンカー、サロンデュノールが展示されていました)
建物の中に入ると500系、583系、489系が展示されておりました。
面白かったのが583系の車内で、片側は座席、片側は寝台にされており、往年の昼夜共用運行の名残を見せておりました。晩年のきたぐにやJR東日本車では確か寝台に固定されており、日本初の寝台“電車”というだけでなく、座席とベッドを切り替えられる画期的な構造という、583系最大の特徴をちゃんと伝えてくれています。
500系、583系、489系の妻面扉に貼られていた表示です。車両をただの展示物としてではなく、一つの“文化財”として扱ってくれるところは、一鉄道ファンとして感動してしまいます…
奥に向かうと、そこには100系新幹線の姿が。新幹線特有のスピード感だけでなく、高度経済成長期ならではの荘厳さを感じさせる車体は、現代でもその雰囲気を余すところなく伝えてくれます。
K54という編成記号と6号車の表記。山陽新幹線のさよなら運転の際に予備車として岡山に待機していたそのままの姿で展示されているんですね。
DD51とEF66は京都に新しく搬入された車両ですね。この間KATOから発売されたアッシュピット線路の如く足元が大きくくり抜かれ、車両の床下を真下から眺めることができます。
この見上げる角度からピカピカのEF66を眺めるアングル、私のお気に入りです(笑)
電車(221系)、電気機関車(EF66)、ディーゼル機関車(DE10)、新幹線(確か0系)の運転席モックアップ。221系の運転台は弁天町で運転シミュレーターで使ってたやつですかね?ブザーがちゃんとならせたりして面白かったです。
このサイズの模型、弁天町時代にあったものがここにも並べられているのですが、このW7系のように京都開館の際に新製されたものもありました。
続いてHOゲージの大ジオラマ。当然ながらJR西日本の車両が中心になるわけですが、JR東海からワイドビューひだ、JR東日本からE5系、他にも近鉄しまかぜや京阪特急、阪急電車など他社からゲスト出演(?)している車両もあり、ジオラマを賑わせていました。写真の名鉄車に至ってはなぜそこをチョイスしたのかよくわからなかったですが(笑)
ちなみに運転実演の際に北陸新幹線の車両をきっちり「W7系」と紹介しているあたりに思わず吹いたのはこの私です。
新幹線の車両工場には懐かしい100系のフレッシュグリーン塗装が!ところで今の子どもたちって、この塗装の100系にピンとくるんですかね?なんかジェネレーションギャップを感じるポイントな様な…
模型鉄としてはジオラマよりも配線の方が気になってしまったり(笑)
一般展示にはNゲージの姿もちらほら見受けられます。子どもの頃なら「あ、225系だ~」とか言ってはしゃいだのでしょうが、今となっては「お?全12両中3両しか車番インレタ貼ってない…買った模型をそのまま展示したなw」という歪んだ見方しか出来なくなってしまいました(笑)
民営化後のJR各社の個性を紹介するブースで展示されていたNゲージ。TOMIX、KATO、マイクロエースと、様々な市販模型が展示されています(そこかい!)
と、こんな具合に弁天町時代に展示されていた懐かしい物品から、今回新たに導入された展示ブースなども入り混じり、鉄道を学ぶにはなかなかに濃い内容の博物館でした。他にもいろいろと面白い展示がたくさんありましたよ(もっといろいろ撮ってくればよかったですね)。
ところで改めて思い返せば、建物のつくりや構造、内装などが名古屋のリニア鉄道館とよく似てるなと思ったのですが、もしかして同じ人が設計してたりするんですかね?
中途半端にはなりましたが以上、初京都鉄道博物館来訪のレポートを終わります!
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