2016年6月15日水曜日

KATOカプラー(先頭車両)の連結間隔に挑む

ども、みかんねこでーす。今日もまた連発で、模型の話もしちゃいまーす。

さて、この間日本橋にプチ運転会した際に、ジョーシンスーパーキッズランドに立ち寄り、そこでTOMIX製の287系を見たんですよ。
















あ、写真は今日行ってきた京都鉄道博物館の展示物なんですけどね。
そこで思わずにはいられなかったんですよ…

TOMIXの先頭車同士の連結って、連結間隔めっちゃリアルやなぁ~
…と。
KATO製の287系がウチにいるだけに、どうしても比較してしまうんですよね。
前から言われてた話ではあるんですけど、287系に限らずKATOの先頭車用標準カプラーって、形状はなかなかリアルなのに、連結間隔がちょっと広いんですよね…(もちろんマイクロエースの283系のようなアーノルドカプラーよりかはずっとマシなのですが)
















解決策として他のモデラーさんたちがとられているのは、TOMIXのTNカプラーを車体に接着するという、ある種力技のようなものですね。
ただし車体によっては該当部分を切り落す必要があったり、接着が甘かったりすると途中で剥がれてしまい、いざ運転会!というときに先頭車に連結器がついてないという憂き目にあう羽目にもなります(←実体験)
なにより我が家の連結運用ありのKATO製車両にTNカプラーを換装するとなると高い!もともとそれなりに出来のいい形をしたカプラーが備わっているのに、わざわざ別の高いカプラーを買い揃えるのも気が引けてしまいます。


ということで
どーにかKATOカプラーのままで連結間隔を小さくできないものだろうか
と考えてみます。



























で、注目したのが、カプラーについてる矢印の部分。連結する際にはこの部分を上にしてカプラーの首を左右に振れるようにする(連結仕様と呼びましょう)、連結しない場合には写真のように下に引っ張る(非連結仕様と呼びましょう)というパーツです。
これ、連結仕様にすると、カプラーが車体下に少し引っ込むんですよね。つまり、連結仕様にした時にカプラーが首を振るようになれば、結果として連結間隔が小さくなるのではないかという考えに至るわけです。


そこで、どうせ9両でしか走らせないからカプラーは首振っててもOKという理由で681系を取り出し、分解して非連結仕様の際にカプラーの首をどこで固定しているのかを特定します。


























該当部分をカッターでじょりじょり削っていくと…



























このようになり…


























非連結仕様で首を振らせることに成功しました!
して、効果のほどは…

















(上:施工後、下:施工前)
こんな感じです!微妙な違いですが、これが1/150の世界では大きく生きてくるのがNゲージの恐ろしいところ。


















で、実は先日、未施工の683系しらさぎを伴って、京都ポポンデッタで試運転をしてきました。
走行にも全く支障はなく、地味にバッチリ効果を確認できました!


最後に、今回の加工を考案するきっかけとなった287系にも同様の加工を施します。
















びふぉー


















あふたー!
おお、まさに「こうかはばつぐんだ」ですね(笑)
ウチにTOMIX製の287系があれば比較できるのですが、287系はこれだけしかないので、TOMIX製287系と同様先頭車にTNカプラーを備えるTOMIX製207系を並べたところ…

















ここまで迫ることができました!
この加工の欠点としては、カプラーが常時首を振る状態になるので、これを先頭車に持っていったときには気を付けた方がいいかもしれませんが、現行のサンダーバードやスノーラビットの様に、基本+増結編成の運用が基本となる車両なら容赦なくやってしまえると思います。

なかなか有効的な成果を得られたので、同様の加工を、他の68○シリーズや223系などにも展開していこうと思います。

ではでは、おやすみなさ~い。

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